VND830SP 新しいオリジナルSOP-10集積回路ドアドライバー VND830SP13TR VND830SP VND830SPTR-E

高電圧スイッチングアプリケーション用の信頼性が高く効率的なパワードライバICをお探しの場合は、STMicroelectronicsのVND830ETR-Eを検討することをお勧めします。このICは、9.5Aの電流で最大36Vの高電圧負荷を駆動できるNチャネルパワードライバです。SOP-16パッケージで提供され、小型で表面実装可能なパッケージで、スペースを節約し、寄生インダクタンスを低減します。VND830ETR-Eは、パワーMOSFETと保護・制御回路を同一チップ上に集積したスマートパワーデバイス「VIPower™」シリーズです。

VND830ETR-Eには、自動車、産業、民生用電子機器などのハイエンドスイッチングアプリケーションに適したいくつかの機能があります。これらの機能の一部は次のとおりです。

自動再起動:VND830ETR-Eには、障害状態が解消された後、通常の動作を自動的に再開する自動再起動機能があります。この機能は、短絡や過電流などの過渡障害によってデバイスがオフ状態でロックされるのを防ぎます。また、自動再起動機能により、リセット回路やマイクロコントローラなどの外付け部品を使用してデバイスを監視および制御する必要性も軽減されます。

障害保護:VND830ETR-Eには、過電流、過電圧、過熱、オープン負荷などのさまざまな異常状態からデバイスと負荷を保護する包括的な障害保護システムがあります。このデバイスには、デバイスと負荷に過剰な電流が流れるのを防ぐ固定電流制限があります。また、このデバイスにはサーマル・シャットダウン機能があり、ジャンクション温度が特定のスレッショルドを超えるとデバイスがオフになります。このデバイスは、負荷の過電圧状態を検出し、出力電圧を安全なレベルにクランプできます。また、このデバイスは、負荷が切断されたり破損したりしたときに発生するオープン負荷状態を検出し、診断フィードバックピンを介してマイクロコントローラに報告することもできます。

非反転入力:VND830ETR-Eには、デバイスを正のロジック信号で制御できる非反転入力があります。これは、入力信号がハイのときにデバイスがオンになり、入力信号がローのときにオフになることを意味します。これにより、マイクロコントローラとのインターフェースが簡素化され、インバータやレベルシフタなどの追加のロジックコンポーネントの必要性が減少します。

ハイサイド構成:VND830ETR-Eは、デバイスを正の電源と負荷の間に接続できるハイサイド構成を備えています。この構成は、誘導性負荷や多重化負荷など、負荷とマイクロコントローラに共通のグランドを必要とするアプリケーションに適しています。また、ハイサイド構成により、このデバイスは、モータ制御やDC-DC変換に一般的に使用されるハーフブリッジまたはフルブリッジトポロジでも使用できます。

VND830ETR-Eは、高性能、信頼性、効率性を必要とする高電圧スイッチングアプリケーションに最適です。このデバイスは、高電流と高電圧を処理できると同時に、自動再起動および障害保護機能を提供します。このデバイスは、正のロジック信号によって容易に制御でき、ハイサイド、ハーフブリッジ、フルブリッジなどのさまざまな構成で使用できます。このデバイスは、コンパクトで表面実装可能なパッケージであるSOP-16パッケージで提供され、基板スペースと寄生効果を低減します。VND830ETR-Eは、パワーMOSFETと保護および制御回路を同じチップに統合したスマートパワーデバイスであり、高電圧スイッチングアプリケーションにとって便利で費用対効果の高いソリューションとなっています。